
アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品を紹介!
古典的名作であり、アガサ・クリスティの代表作と言われることの多い「そして誰もいなくなった」
なんと、1億冊以上が販売され、世界中のミステリ作品の中で最も販売された作品であり、
クローズド・サークル、かつ、見立て殺人の代表作としても知られています。
これだけの名作なので、たくさんの作家さんが影響を受けています!
この記事では、この作品をオマージュ(尊敬)して書かれた作品、6作品を紹介します。
それではどうぞ!
古典的名作
「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ

兵隊島と言われる孤島に8人の男女が招かれた。
2人の召使いを含めた10人が、童話「十人の小さな兵隊さん」の詩になぞらえて殺されていく。
こちらが、伝説的なミステリー作品!
孤島というクローズド・サークル、そして、童話になぞらえて殺される見立て殺人。
一体誰が犯人なのか、一人ずつ減っていく中で高まる緊張感。
文句なしに面白いです!予備知識無しに読んでいただきたい。
これから紹介する作品を読む前には、ぜひこちらを読んでもらいたい。
この作品を読んでいると、何倍も楽しめると思います!
オマージュ作品
「そして誰かいなくなった」夏樹静子

・1997年 ドラマ化
豪華クルーザー「インディアナ号」に招待された5人と、2人のクルー。
出航の夜のにぎやかな晩餐に、突然、不気味な声が、各々の罪を告発する。
「そして誰もいなくなった」の舞台を孤島から、クルーザーに変え、
干支が消えていくという、見立て殺人も取り入れられている作品。
アガサ・クリスティへの愛に溢れ、だけど、ラストは大きく異なる驚愕の展開!
1人、また1人と狭いクローズド・サークル内で起こる殺人事件に高まる緊張感、
逃げ場のない船内で疑心暗鬼になる乗客たち。
ページを捲る手が止まらなくなる傑作!(知名度低めだけど)
「そして誰もいなくなる」今邑彩

・1994年 ドラマ化
都内の名門女子高で「そして誰もいなくなった」の劇を演じる演劇部員たちが、筋書き通りの順序と手段で殺されていく。
クローズド・サークルではなく、また、演劇部の女子高生の緊張感が薄いので、比較的ライトな作品。
そのため、読みやすく、途中から急展開でストーリーが加速する!
二転三転する展開に加え、本家のテーマである「裁かれざる罪」をうまく取り込んだ、見事なラスト。面白いです!
「そして二人だけになった」森博嗣

最大級の海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊「アンカレイジ」
その内部に滞在することになった6人が、1人また1人と殺されていく。
クローズド・サークルっていうところは、同じだけど、もはや全くの別物!
相対性理論の要素をベースに、ミステリーと物理学をミックス。
学術的で小難しい文章もあるけど、登場するキャラにユーモアもあり、気づけば引き込まれてる。
最後、二人だけになってからの展開が強烈で、しかも、ラストは。。
おっと、ここからは読んでからのお楽しみです。ちょっと賛否分かれるかもw
「殺しの双曲線」西村京太郎

東京で起こった双生児による連続強盗事件と、雪に閉ざされた山荘で起こる連続殺人事件が並行して描かれる物語。
冒頭に「この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです」と宣言している。
宣言しているのに、やっぱりトリックには見事に騙されるからすごい!
伏線の数々に、引き込まれる展開、驚愕のトリックと、面白くないわけがない。
西村京太郎さん自信、著書の中でベスト5に入ると言ってるほどの作品。
著書が500冊を超えている中でのベスト5!
期待を裏切らない面白さなので、ぜひ読んでいただきたい!
「十角館の殺人」綾辻行人

大学でミステリ研究会に所属している7人が、「十角館」という建物がある孤島を訪れる。
そして、次々に部員が殺されていく。
綾辻行人さんのデビュー作にして代表作。
新本格ブームを巻き起こしたとされる傑作!
王道のクローズド・サークル、そして、どんでん返しのラストと、間違いなく面白いです!
館シリーズの第1弾でもあるので、これにハマった人は、ぜひ館シリーズも制覇してもらいたい。
「ジェリーフィッシュは凍らない」市川憂人

・第26回鮎川哲也賞受賞作
新型小型飛行船「ジェリーフィッシュ」内で起こる連続殺人にマリア&漣コンビが挑む。
飛行船の中の連続殺人と、地上での警察の捜査、犯人の独白が同時進行で進む物語。
21世紀の「そして誰もいなくなった」と呼ばれている作品。
飛行船の中の緊張感、地上でのマリアと漣の見事な掛け合い、そして、調べれば調べるほど深まる謎と、もう見所が盛りだくさん!
そして、ラストに明かされる驚愕のトリック!
伏線回収も見事で、2度読み必須の素晴らしい作品です。
マリア&漣シリーズはこちらをどうぞ
→本格理系ミステリー!市川憂人さんのマリア&漣シリーズを紹介!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
どの作品も、ミステリー界に影響をあたえまくっているアガサ・クリスティへの愛・尊敬がたっぷり詰まっています。
「そして誰もいなくなった」と一緒に、ぜひ読んでみてください。
本選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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