【作家別】太田愛さんの描く長編クライムサスペンスシリーズ!

作家別

太田愛さんの長編クライムサスペンスシリーズを紹介!

「ウルトラマン」や「相棒」などの脚本を手掛け、脚本家としても活躍されている太田愛さん。

そんな太田愛さんが放つ長編クライムサスペンスシリーズ!

通り魔事件で一人生き残った修司。刑事の相馬。相馬の友人の鑓水(やりみず)。
この3人が主役のシリーズ作品です。

3作品ありますが、どの作品も社会問題に深く切り込み、かつ、エンターテインメント性もあり、
読み始めたら、引き込まれて止まらなくなる作品ばかりです。

3人のキャラがまた、それぞれ特徴があって魅力的なんですよね〜。

今回はそんな太田愛さんのシリーズを紹介します!

それではどうぞ!

クライムサスペンスシリーズ

「犯罪者」

・デビュー作

駅前広場で発生した通り魔事件。
そこで一人生き残った修司は奇妙な男から、「あと10日生き延びろ」と警告される。
修司は、刑事の相馬と、その親友の鑓水(やりみず)と共に事件の真相に迫る。

登場人物一人一人にしっかりドラマがあり、それぞれの物語をすごく丁寧に描写している。

悲しい過去や、辛い現実、それに負けじと戦う人たち、大企業の闇、それぞれの思惑が絡み合い、
二転三転しながら、散りばめられた伏線を回収し、進むストーリー。

手に汗握る展開、そして、圧巻のラスト!
読み始めたら止まらないノンストップ作品です!

「幻夏」

少女失踪事件を捜査していた相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前に失踪した親友を思い出す。
事件を追う相馬の前に現れた真実とは。

この作品は、刑事の相馬の過去がメインとなる作品。
もちろん、修司と鑓水の二人は健在です。

テーマは「冤罪」
冤罪で有罪になった家族の悲劇の連鎖が止まらない。

前作に輪をかけて濃厚で切ない、やるせない作品になっている。
内容は濃く、切ないけど、修司、相馬、鑓水の掛け合いが小気味よく、テンポが良いので、
ぐいぐい引き込まれる。

相馬の過去と、現在の事件が交差した時にわかる衝撃の真実を堪能してください!

「天上の葦」

昼間の渋谷スクランブル交差点で、一人の老人が空を指さして絶命した。
そして、老人が死んだのと同じ日に、公安警察官が失踪する。
2つの事件に隠された驚きの真実とは。

この作品は、鑓水がメインの作品。
もちろん、修司と相馬は健在ですw

しっかりしたバックボーンがあり、想像を遥かに超えるスケールの大きな作品。
まさか、2つの事件がそこまでの展開につながるなんて、想像できない。

フィクションかと思うぐらいリアルで、胸が締め付けられる。

個人的には3作品の中で、一番好きな作品!
ここまで読む頃には、すっかり3人のファンになっているはず!

おわりに

いかがでしたでしょうか?
シリーズを通して、社会問題に深く切り込み、スケールの大きな作品になっています。

それぞれのキャラの過去も描写されるため、どんどん愛着が湧いてきます。

太田愛さんの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
次に読む作品の参考にしてみてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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